アメリカの片思い 2011 9 25
書名 ニューズウィーク日本版 2011 9 28
今日は、イスラエルからの声を伝えましょう。
(以下、引用)
「神よ、わが友から私をお守りください。
敵とは、自力で戦います」
宗教右派を除く、
一般的なイスラエル人は、切に、そう願う。
(中略)
アメリカの保守派による、
イスラエル右派政権への偏愛の歴史は長い。
歴代首相の頭に傲慢な民族主義を吹き込み、
中東和平を頓挫させたのは、アメリカの保守派だと、
今も、多くの人が信じている。
(中略)
正統派ユダヤ教徒が大半を占める極右の間にも、
ろくに聖書も理解していない様子の
ペリーのような政治家への疑問が浮上している。
バックマンへの期待も低い。
アメリカとイスラエルには「諸民族の光」となる
特別な使命があるという彼女の主張は、
世俗的でリベラルなイスラエル人を仰天させた。
光をもたらすのは、
絶え間ない技術革新と平和的で秩序ある社会改革の運動だと、
みんな信じているからだ。
バックマンはまた、「山上の輝ける都市」エルサレムにも言及したが、
今のイスラエル人の半数以上は、
海辺の世俗的な都市テルアビブを愛している。
なぜ、アメリカに住む「イスラエルの友」たちは、
国論を二分するような問題で、
一方の見解だけを支持するのか。
技術力と社会的公正とヒューマニズムを尊重するイスラエル国民の思いは、
なぜ信仰深い共和党保守派の人々に届かないのだろうか。
(以上、引用)
片思いは、誰でも青春時代に経験があります。
たいていは、相手のニーズを無視して、
一方的に「熱い思い」を寄せるのですから、
結果として、「片思い」となるでしょう。